Vol.2「ビジネスに対する熱を失ってしまった」戸惑いを綴っていきます

コラム・相談室

「お金」って大事。それは皆さん同じだと思いますが、その度量は人によって違います。私はおそらく、人よりお金に執着があり、お金が好きです。増えた・減ったが単純で分かりやすいのも魅力の1つ。人が稼いできたお金もいいですが、それよりも自分で稼ぐのが好き。

そんな私はこれまでバリキャリとして働き、晴れて今年フリーランスデビューしました(世界経済を鑑みれば、タイミングとしてはかなり微妙なタイミングで独立してしまったものです)。

これまで「お金を稼ぐツール」である「ビジネス」は私にとって生きがいの1つでした。それが、ある日突然、お恥ずかしながら「あれ、ビジネスに燃えない」とぽっきり心が折れてしまったのです。

その理由をここ1週間くらい考えてみたのですが、現段階で理由は「現実味(リアリティ)がないから」な気がしています。

人との繋がりが薄すぎて、リアリティを感じられない

コロナウィルスにより一気に加速したリモートワーク。本来、リモートワークは「遠隔どこから働いても良い」働き方ですが、状況が状況ですので現状は「在宅勤務」一択。健康・安全が一番なので、みたいな文言は以下省略します。

取引先と顔を合わせることもなければ、新たに加わったチームメンバーと直接会うこともない。ZOOMで顔を見ながら話せるといっても、音声のタイムラグやボディランゲージが完全に伝わることがない「電子的な壁」はどうやっても排除できません。私にとって全く「リアル」を感じさせないのです。2Dと3Dで何がそんなに変わるのか分からないのですが、人の温かみって本当に「体感」することができるらしい。

私はこれまで営業として、人より長けていると自負していたのは「顧客の反応微妙なニュアンスから読み取ること」でした。そしてこの状況では3Dだったからこそ使えていた私の奥義が使えない。長所を封じ込められていて戦闘能力が落ちている。

それだけではなく、2Dだと戦闘能力が落ちることが分かってしまっ。これって自分が時代に遅れているってことの証明でもあって、どこか自分自身にがっかりもして、ダブルパンチでした。

Youtuberさんやブロガーさんが言う、「視聴者さん/購読者さんの反応は本当にモチベーション維持につながります!」という陳腐なセリフ(だと思っていた)が本心であることに気付かされました。確かに孤独な闘いをしている配信者にとっては、たとえコメントなど電子的な媒体を介在していたも、唯一「人間味」を感じられる瞬間なんでしょう。

稼げるビジョンがわかない(いつから儲かるのか不透明)

お金大好き人間にとっては致命傷です。金勘定の楽しみがほぼ奪われています。目の前につるされていたニンジンが、ない。

これまで営業になってから、ニンジン数本ぶら下がっている状況が平常運行で、「やれ、これはダメかもしれないけど、こっちのニンジンはほぼ間違いないぞ」とどうにか捕らえられそうな獲物で精神衛生を保っていたのに、ニンジン、どこ行った。

今、私がビジネスをしている業界は、高い確率で動きが鈍ります(一定期間が過ぎれば十分戻ってくるとも思うけど)。今は「稼ぐベース」を構築することはできるけど、実際「稼ぐ」にはもう少し時間がかかりそうです。

幸い、ビジネスパートナーがまともすぎる感性なので、「ここ数ヶ月は当然、売り上げ底辺で見通しを立てている」とのことで、それでも傾きそうにない経営なので秒でクビ、という事態はさけられそう。「御託はいいから兎に角売って来い!」みたいなモンスターではない。

それだけでもありがたいことなのかもしれないけど、私は今すぐ売りたい体質なのです。しかし叶わぬ世界。ご褒美がない努力というのも、人(私)ってレイジーだから、とても難しい。

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