婚活コラムなどを読んでいると男性に求める条件で上位に上がるのが年収。みなさんは結婚相手に、どのくらいの年収を求めますか?
日本人の20代~30代の男性の平均年収は約400万円前後みたいです。どんな男性が理想の結婚相手?と聞いたときに、「普通でいい!」と答える人はたくさんいますが、平均年収くらいでいい!という方はあまり聞いたことがありません。
中には「1,000万円位はほしいかな…!」なんて方もいますね。もちろん不可能ではありませんし、それだけ稼げる職業の方とご結婚される方もいます。
20代で年収1,000万円を突破するのは人口の0.3%、30代でも1.8%。全体でも5%だそうなので、出会う確率はあまり高くありません。おまけにその5%にあったところで、「生理的に受付けられる見た目か」「性格や考え方は合うか」「家族が納得するか」「タイミングは大丈夫か」なんてフィルターをかけていったら、可能性はぐんぐん下がってしまいます。
そんなハードルの高いことをするくらいなら、私はもっと簡単な方法を提案します。
とてもシンプルで簡単なことで、結婚相手に求める年収で足りない部分は、自分で補完すればいいのです。年収1,000万円くらいの方と結婚したかったとして、相手が500万円の年収なら、自分で500万円稼げばいいだけです。「専業主婦になりたい」という以外の方であればこれで解決します。自分で稼ぐメリットを3つ紹介します。
①年収の条件額が減れば、選択肢が増える
不要なスクリーニングが減れば、必然的に候補の母数は増えます。下手に年収で自分の結婚相手から除外することで、素敵な方との出会いを邪魔しているかもしれません。
②相手に「万が一」があったときのリスクヘッジになる
結婚した時に相手が年収1,000万円あったとしても、その収入が続く保証なんてどこにもありません。そんなことよりも、相手から「高収入」というカードがなくなったとしても、一緒にいたいという気持ちの方がよっぽど貴重です。これこそお金で買えるものではありません。
近年ですと「リーマンショック」や、「コロナウィルス」といった未曽有の出来事によって仕事に影響がでることもありました。理想を言えば、2人が別の業界でそれなりに稼いでいる方が、リストラにあったときや業界的不況に見舞われた時の、リスクヘッジになります。
③自分も稼いでいた方が、2人の時間が作れる可能性が高い
これは絶対的ではありませんが、おそらく年収1,000万円を超えるような方は激務です。
私も金融業界に身を置いていた時に、年収1,000万円を超える方々を近くで見てきました。えげつないタスク量、仕事のプレッシャー、おまけに出張とかなりストレスフルな毎日を過ごされていました。夕食を1週間ほど家族で食べていない…なんてことは私でもざらにありましたから、稼いでいる方たちはもっと大変なのではないか、と容易に想像できます。
「相手がしたい仕事をしていてそれを応援したい、そのやりたいことの結果が激務」で2人が幸せであればそれでいいのです。でももし、相手がげっそりしてしんどそうに帰って来る。愛する人がそんな状態で帰ってくるのを毎日みるのはしんどいものです。
そんな辛い思いを2人ともがするくらいなら、お互い「そこそこ」稼いで、夕食くらい夫婦や家族でごはんを食べる、という生活の方が魅力的に見えたりはしませんか…?
自分で稼いできた方が万が一の時のリスク分散もできますし、もっと自由に恋愛できるようなります。
そして何より、相手を変えるよりも自分を変える方がよっぽど融通が利いて簡単です。